今の彼女との出会い

私は現在大学3年生の21歳である。彼女は2つ年下で19歳だ。彼女と付き合ったのは私が中学3年生の時で、彼女は中学1年生であった。付き合ってからしばらくは帰りに少し会話をしたり、時々遊びにいくだけであった。

 

中学3年生の時の卒業式、その日は3月11日であった。卒業式が終わったら彼女の家の前で会う約束をし、無事卒業式が終わった後に彼女の家に向かった。1時間ほど会話をして自宅に帰る途中、あるものが襲ってきた。

 

男女2

3月11日。東日本大震災が起こったのだ。自転車に乗っているときに「ゴゴゴゴゴ」と地鳴りがし、地面が割れるように歪んで見えた。数分間地震が続き、体験したことのない揺れに彼女のことを思い出した。自宅で1人で待っていた彼女が心配で速攻で彼女の家に向かった。

 

途中消防団員に危険だから家に帰りなさいといわれたがそれどころではなかった。彼女がけがをしているのではないか、家が崩れてしまったのではないかと。数分で彼女の家につき、とりあえずは安心をした。家が無事にあったからである。

 

インターフォンを押すと彼女が出てきた。彼女は泣きながら私に抱き付いてきた。正直下心が...地震が起きている最中、色々なものが落ちてきたり、ガラスが割れたりと大変だったらしい。1人でうずくまって泣いていたところに私がきたのである。

 

玄関を見ると二階から色々なものが落下していたり、窓ガラスはバリバリ、瓦もはがれてぼろぼろ、壊滅状態であった。彼女をなだめていると彼女の妹が先生共に帰宅。多少は彼女も落ち着きを取り戻し、会話ができるようになった。

 

彼女の妹とはこんな形で初対面をすることとなった。「こわかったね」と彼女に話しかけているとそこまで泣いていた理由を教えてくれた。彼女は祖母からもらった置物が壊れてしまったことにショックを受けてしまっていたらしい。見せてもらうと犬の置物だった。

 

彼女が買っている犬と似ているということから祖母が買ってくれたらしい。その置物は玄関にかけてある鏡の下敷きになり、手やしっぽ、首がもげてしまっていた。私はその置物を瞬間接着剤で付けてきてあげる約束をした。数日後会う約束をして直した置物を持って行った。

 

一度割れてしまった置物は傷が目立ちはするものの無事形にはなった。彼女にそれを渡すと仕上がりよりも私の気持ちがうれしかったらしく、泣きながら抱きしめてきたのである。その姿はいつもみる彼女よりもかわいらしく、正直息子が反応してしまった。あの時は本当に大変だった・・・

 

今思えば思春期真っ只中の恋愛に対する思いはこんなもんです(笑)それでも今でも彼女とは順調です。